頑丈な刀と言われる「大典太光世」

「大典太光世(おおでんたみつよ)」は、加賀百万石の前田家に伝わる家宝の刀であるようです。前田家に伝わった経緯は、よく分かっていないようですが、足利家の家宝であった「大典太光世」が、その後、豊臣秀吉の所有となり、前田利家に譲られたのではないかと考えられているようです。 利家の四女である豪姫が、病に臥せっていたところ回復の見込みがないことから、秀吉に相談し「大典太光世」を枕元に守り刀としておいてみたところ、病気が回復し、秀吉に「大典太光世」をお返しすると、みるみるうちに豪姫が床に伏せってしまったというような逸話があるようです。その後、再度、秀吉から「大典太光世」を借りてくると、豪姫が元気になることから秀吉は、利家に刀を譲ることを決心したようです。この話は諸説あるようですが、「大典太光世」が、前田家に渡ったことは、確かなことであるようです。「大典太光世」は、現在、前田家の家宝を管理する前田育徳会によって保管されているようです。

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